仕事で英語を使う必要性を感じたら最初にやるべきこと。ネイティブ並みになる必要がありますか?
英語の必要性が指摘されるようになって久しいですが、TPP、東京オリンピック等、今後ますます英語力が求められる場面が増えることが予想されます。もしあなたが英語を使う必要が出てきたら、まずは何をすべきでしょうか。
英語が第一条件の仕事はない
まず最初に確認しておきたいのは、英語はしょせん情報伝達のためのツールに過ぎないということ。
最近話題のラグビー日本代表にも外国出身選手が多いですが
彼らはラグビーがうまいから日本代表に選ばれたのであり、
決して日本語がうまいから代表に選ばれたわけではありません。
また、専門書は多くの場合、大学教授をはじめとしたその分野の専門家によって翻訳されますが
そういった方と話してみると実はリスニングやスピーキングは全然できない、ということも多々あります。
むしろ英語が第一条件とされる職業はほとんどないといっていいでしょう。
個人的にはプロの翻訳家であっても、英語力よりも大切なものがあるのではないかと思います。
私が大学生の頃、クイズや脳トレにハマりその類の本を読みあさっていた時期がありました。
その中の一冊に、問題文にあったsquareという単語を「正方形」ではなく「四角」と訳したために答えが変わってしまっている、とんでもない翻訳本があったのを今でも覚えています。
これはちゃんと問題と答えを読んでいれば起こりえない誤訳です。
英語力ではなく読み込みが足りなかったことが原因でしょう。
英語が第一条件でないのはビジネスマンも同じこと。
商材に関する知識、分析力、人脈、コミュニケーション能力など、語学力よりも優先されるべき能力は山ほどあります。
確かにネイティブ並みに流暢な英語が話せる人はかっこいいと思います。
しかし、それは仕事ができるかどうかを決める決定的な要素ではありません。
ビジネスにおいて英語はあくまでもツール。自分にとっての必要最小限の英語力を安価かつ短時間で身につけることを目指しましょう。
そのためには、自分に求められる英語力はどの程度なのか、それを見極めることが大切です。
自分にはどの程度の英語力が必要なのかを見極める
一口に「英語が必要」といっても場面によって求められる英語力はさまざまです。
英語が必要とされるほとんどのシーンでは、アメリカ人・イギリス人並みに英語が使いこなせる必要はありません。
プライベートの旅行であれば、数字と地名と乗り物の名前、あとはあいさつとお礼の言葉等が言えれば十分楽しめますし
外国の小説を原文のまま読みたいのであれば、リスニングやスピーキングの能力は不要でしょう。
これはビジネスシーンでも同じこと。
社内の昇進・昇給の条件にTOEIC800点が必要なだけであれば
実際に話せるかどうかなど考えずにTOEIC用の問題集等をひたすらこなすことです。
外国からの電話を担当部署につなぐのであれば、いくつかの定型文のみで対応できますから、問題集や英会話スクールに時間とお金を使う必要はないでしょう。
外国人とのメールでのコミュニケーションが必要な場合も、定型文の数字や専門用語を入れ替えるだけで対処できる場合も多いですし
対面での商談に必要な場合も、かなりの部分はマニュアル化できるでしょう。
距離を縮めるための雑談であれば英語の勉強に時間を割くよりも、相手の国や企業の文化を理解するために時間を使った方がはるかに有益です。
また、仕事相手の国籍によっても学習方法は変えるべきでしょう。
アメリカ英語、イギリス英語の違いはもちろん、チャイニーズイングリッシュ、シングリッシュなど、話し手の国籍によって英語の発音も大きく変わります。
仕事相手がアジア圏の人であれば、高いお金を支払ってアメリカ人講師の英会話スクールに通うよりも
スカイプを利用したオンライン英会話スクール等でその国籍の講師を探したほうが
はるかに実用的な上に安上がりな場合もあります。
ビジネス英語の教材を買ったり英会話スクールに通ったりする前に、自分の仕事に必要な英語力はどの程度なのかを見極めることは非常に大事です。
英語にかける労力を必要最小限にして、仕事に必要な本質的な能力に磨きをかけましょう。
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