20代は貯金貯蓄よりも自己投資にお金をかけるべきと断言できる理由。
長引く経済的な停滞や少子高齢化問題など、将来についての漠然とした不安を感じている人は多いと思います。
そんな思いからなのか、20代のうちからお金を使わずにコツコツと貯金をしている人も多い様子。
若いうちから先を見据えるのは立派なことですが、ちょっと待ってください。
本当に将来を見据えたならば、今すべきことは貯金なのでしょうか?
この記事では、若い世代の貯金と自己投資について解説していきます。
1.貯金額は収入額で決まる
当たり前の話ですが、貯金の額は
貯金=収入-支出
で計算することができます。
これはつまり、貯金額は収入と支出の額によって決まる、ということ。
貯金額を増やすためには、収入を増やすか支出を減らすかしかありません。
そして、支出を抑えるのには限界がありますが、収入は本人の努力次第でいくらでも増やすことができます。
月収20万円・支出15万円の人は月5万円しか貯金できませんが、月収100万円・支出30万円になれば、毎月70万円も貯金することができるのです。
長期的に貯金を増やしたいなら、若いうちから収入を増やすことを意識するべきです。
2.収入を増やすための自己投資
ユダヤ人は教育を重視する
少し話が変わりますが、ユダヤ人の価値観についての有名な話があります。
ユダヤ人というのはとても優秀な集団です。
その優秀さは、世界の人口の0.2%程度を構成するに過ぎないにもかかわらずノーベル賞受賞者の20%を占めるほど。
相対性理論で有名なアインシュタインもユダヤ人ですね。
また、ゴールドマンサックスやモルガンといった国際金融資本や、世界のダイヤモンド市場の中心的存在であるデビアスグループもユダヤ系企業。
ビジネスの分野でもユダヤ人は大きな力を持っています。
このように学術からお金儲けまで広く能力を発揮するユダヤ人ですが、彼らがお金の使い道として重視するものが3つあります。
そのうちの2つは金(ゴールド)とダイヤモンド。
国土を持たず世界中を放浪してきたユダヤ人にとって、持ち運びが容易で世界中どこでも換金できる金やダイヤモンドが資産として都合がいいのでしょう。
そして、ユダヤ人がこれら以上に重視してきたのが「教育」です。
金やダイヤモンドも奪われればなくなってしまいますが、教育によって得られた能力は誰も奪うことはできません。
教育によって得られたものは、生きている限り失われることはないのです。
たとえ無一文になったとしても、教育で培った能力があればどこでものし上がることができる、という考えがユダヤ人にはあるようです。
自己投資と収入の関係
ユダヤ人のの成功者が多いのは、教育に力を入れてきたことと大きく関係しているように思います。
そして、「教育」を「自己投資」と置き換えると、自己投資の重要性がわかるのではないでしょうか。
実際、自己投資と収入は大きく関係しているようです。
最も効率のいい自己投資の1つは読書だと思いますが、
2009年の日経新聞の調査によれば、年収と本代(月額購入費)の関係は以下の通り。
・年収800万円以上…2910円
・400万~800万円…2557円
・400万円未満…1914円
これを受けて同調査では、「読書量は年収と正比例する」と結論しています。
もっとも、ここで調査されているのは年収と書籍購入費の関係ですから、高収入者の消費額が多くなるのは当たり前ではないか、読書をしているから高収入なのではなく高収入だから読書にたくさんのお金を割けるのではないか、という疑問も残ります。
そこで次に、年収と読書時間の関係も見てみましょう。
「Business Managemant Degree」によれば、1日30分以上の読書をする人の割合は
・WEALTHY(年収16万ドル以上で資産320万ドル以上の人)…88%
・POOR(年収3万ドル以下で資産5000ドル未満の人)…2%
とのこと。
もっとも、これだけでは低所得者ほど「貧乏暇なし」状態に陥っており読書に割く時間を取れないだけではないか、という疑問は残ります。
しかし、この調査には収入とテレビ閲覧時間の関係も掲載されており、1日1時間以下しかテレビを見ない人の割合は
・WEALTHY…約60%
・POOR…約25%
となっていますから、高所得者の方が自由時間を読書にあてる傾向があるといえそうです。
WEALTHY(金持ち) | POOR(貧乏人) | |
30分以上読書をする人 | 88% | 2% |
1時間以上テレビを見ない人 | 約60% | 約25% |
ちなみに、ユダヤ人の格言にも、
「本のない家は、魂を欠いた体のようなものだ」
「生活が貧しくなっても本は最後まで売ってはいけない」
など書籍を重要視したものがいくつもあります。
これらの読書と年収の関係に関する調査を見ても、自己投資と収入の間には大きな関係があることがわかると思います。
3.若いうちこそ自己投資にお金を使うべき
若い時期に貯金が少なくても困ることはそうありません。
働いている間は収入があるのですから、最低限収入>支出を維持していれば問題はないでしょう。
もちろん、突然の病気やケガで収入が途絶えたときに一時的に生活できるくらいの蓄えはあったほうがいいですが、老後のための資金を20代のうちから貯め始める必要はないのです。
20代のうちからお金を貯めこむよりも、それを自己投資に使って収入アップを図る方が将来的な貯金額ははるかに大きくなります。
冒頭にも書きましたが月収20万円・支出15万円の人よりも、月収100万円支出30万円の人の方がはるかに貯金はしやすいのです。
使えばなくなるお金と違い、自己投資で身に着けた能力は使ってもなくなることはありません。
それどころか、使えば使うほどブラッシュアップされ、他の知識と結合し、ますます価値のあるものになっていきます。
若いうちに身につけた知識は使う期間も長くなり年を取るほどに洗練されていきますから、年を取ってから身につけた知識よりもはるかに価値が高くなるのは間違いないでしょう。
また、結婚して家庭ができれば自分の自由に使える時間もお金も少なくなります。
そうなってから、あれを学びたいこれを学びたいと思っても遅いのです。
若いうち、特に20代のうちはお金を貯めこむよりも積極的に自己投資に使った方が、豊かな人生を歩める確率は圧倒的に高くなります。
お金は銀行口座に入れるよりも自己投資の成果として脳内に入れた方がはるかに利回りが高くなるのです。
自己投資にもいろいろありますが、なかでも収入に直結するのはお金の稼ぎ方そのものを学ぶことです。
これは生きていく上で極めて大事であるにもかかわらず、学校ではほとんどおしえてくれません。
私は、ブログやメルマガを通じて学校では教えてもらえないお金の稼ぎ方を皆さんにレクチャーしています。
お金の流れ方や価値の作り方が分かれば、人生は一変します。
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