会社に仕事へ行きたくない新卒(新入社員)が多い理由と解決法。
仕事に行くのが辛いと感じている新入社員はたくさんいると思います。
僕自身仕事に行きたくないと感じることはたくさんありました。
そういった経験も踏まえ、この記事では新卒(新入社員)が会社に行きたくないと感じる理由とその解決法について解説します。
新入社員が会社に行きたくないと思う理由
これには以下にあげるの2つのギャップがあるのではないかと思います。
1.学生時代とのギャップ
学生から社会人になると、様々な部分に大きな変化が出ます。
必要とされる知識
学生時代に勉強したこととはあまり関係のない業界に進んだ場合、新しい知識を短期間で詰め込む必要が出てきます。
一見すると何の意味があるのかわからないビジネスマナーも覚える必要があるでしょう。
大量の未知の知識を一気に身に着けるのにはかなりの苦痛を伴います。
研修が終わった時にそれらが身についていなければ上司から怒られるかもしれませんし、「あいつはできないやつだ」というレッテルを早々に張られてしまうかもしれません。
自由な時間
また、学生時代は出なければならない授業があるとき以外は自分の好きなことをする生活を送っていた人も多いのではないかと思います。
しかし、社会人になれば、朝から晩まで仕事が基本。
平日はなかなかやりたいこともできないですし、平日の疲れで休日も十分に満喫できないことも多くなります。
実際、「学生時代が一番楽しかった」という社会人はとても多いようです。
人間関係
また、人間関係も学生と社会人とでは大きく変わります。
学生時代の人間関係のほとんどは数歳差の中に納まりますが、社会人になると20歳から40歳まで様々な人と付き合っていく必要がでてきます。
さらに、嫌いな人や性格が合わない人とも付き合っていく必要がでてきますから、人間関係でのストレスは学生時代とは比べ物にならないほど大きなものに。
とある転職コンサルタントに聞いたところ、これに悩む会社員は多いようで転職理由の第一位は人間関係とのことでした。
2.理想とのギャップ
また、就職前に描いていた社会人生活と現実のギャップに嫌気がさすケースも多いと思います。
仕事内容
就職活動中に自分がどんな仕事をしたいのかは誰もが考えることです。
説明会に参加したり、インターンに参加したり、OB訪問をしたりして、その会社が自分のやりたいことができる場所かどうかを研究する人も多いと思います。
しかし、入社前にどんなに会社について調べてみても、その会社の仕事を完全に理解することはできません。
どんなに入念な下調べをしても、思っていた仕事内容と違った、という事態は起こりえます。
また、大きな会社になればなるほど希望していた部署に配属してもらえない可能性も高くなりますし、希望した職種の会社に内定がもらえなかったという人もたくさんいると思います。
人と話すのが苦手なのに営業職になってしまったなど、仕事内容の理想と現実にギャップがあればストレスは大きくなります。
労働条件
また、労働環境が思っていたのとは違うというケースも非常に多いです。
ほぼ定時に帰れると思って入社したのに残業や休日出社だらけだった、毎日始発で出社しなければならなかった、など労働時間に関する問題。
給料が思いのほか少ないといった待遇面の問題。
さらには先輩や上司のセクハラ・パワハラがひどい、といった人間関係系の問題もあり得ます。
これらが行き過ぎればブラック企業ですが、そこまでいかなくても、理想から大きくずれた労働環境が続けば、肉体的にも精神的にも大きなストレスになるでしょう。
会社に行きたくないときの解決法
これは短期的なもの、長期的なものに分けて考えます。
短期的な対処法
会社員は会社から給料をもらう代わりに労務を提供する立場にありますから、学生のように行きたくないからといって休むわけにはいきません。
しかし、嫌な気持ちを持ち続けたま出社を続けるのが精神的につらいのも痛いほどわかります。
そこで、ここでは@niftyニュースのコーナー「なんでも調査団」で仕事をしたくないときの対処法として多かった回答を紹介します。
1位 「特に何もせず、いつも通り仕事をする」45%
2位 「お休みを取ってリフレッシュする」23%
3位 「自分の現状・気持ちを整理する」21%
4位 「趣味に没頭する」20%
5位 「おいしいものを食べる・飲む」18%
6位 「転職を検討する」14%
7位 「いつもより早めに退社する」12%
8位 「今やっている仕事と違うことにいったん取り掛かる」11%
9位 「運動する」9%
10位「家族・友人に相談する」7%
会社に行きたくない気持ちが一過性のものであれば何もしなくてもそのうち気持ちは和らぐかもしれませんが、積極的に解消のために行動を起こすことも大切です。
長期的な対処法
会社に行きたくないと感じたとしても、上に挙げたような気分転換等をすれば短期的には嫌な気持ちを解消できることが多いと思います。
そもそも、新入社員が会社に行きたくなくなるのは、単に「仕事に慣れていないから」、ということも多いですから、何もせずとも自然に気持ちが収まってくケースも多いでしょう。
しかし、会社に行きたくない気持ちが収まるどころか逆に大きくなっていく場合もあります。
小さなころから人と話すのが苦手だったのに営業職になってしまった、といった場合には気分転換くらいで気持ちを切り替えるのは難しいでしょう。
その場合は、会社を辞めることを含めて今後の生き方について真剣に考えてみる必要があると思います。
自分はどんな内容の仕事がしたのか、どのくらいの時間を仕事に費やしたいのか、給料はどのくらい必要なのかなど、就職活動中にはよくわからなかったことも一度社会人を経験したことでわかるようになっていると思います。
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