20代から始める正しい資産運用の方法。知らないと10年で1500万円損をする!
近年、20代のうちから資産運用に興味を持つ堅実な人が増えているようです。
若いうちから将来のことを考えることができるのはすごいことなのは間違いありません。
しかし、ただ株式や外貨等を買うだけでは有効な資産運用はできないでしょう。
資産運用を始める前に、まずはあらゆる資産運用に共通する特徴を知る必要があります。
この記事の内容を知らずに資産運用を始めると、大きく損をするかもしれません…
資産運用で大切な2つの要素
資産運用とは、「自身の持つ資産を貯蓄・投資し、効率的に資産を増やしていくこと」(wikipediaより)。
簡単に言えば、資産にさらなる資産を生ませることです。
資産運用には株式投資・不動産投資などたくさんの種類がありますが、そのすべてに共通する大切な2つの要素があります。
それは
1.運用期間の長さ
2.運用額の大きさ
です。
1.運用期間の長さ
資産運用は、長い期間行うほど大きな利益(運用益)を得ることができます。
会社に就職して働く場合も長く働くほど総給料額は増えます。
年収400万円で1年働くのと10年働くのとでは、10年のほうが稼げるのは明らかですね。
資産運用の場合、これに加えて労働にはない特徴があります。
それは、複利効果といわれる、元本と前についた利息を合わせた金額に利息が付く効果です。
利息が利息を生む、と言い換えてもいいかもしれません。
例えば、100万円を年率5%で運用した場合。
おおざっぱな計算ですが、複利効果を利用して運用を続けていくと…
1年間の運用益 | 資産の総額 | |
運用スタート時 | – | 100万円(元本) |
1年目 | 5万円 | 105万円 |
2年目 | 5万2500円 | 110万2500円 |
↓ | ||
10年目 | 8万円 | 163万円 |
↓ | ||
20年目 | 13万円 | 265万円 |
↓ | ||
30年目 | 21万円 | 432万円 |
↓ | ||
40年目 | 34万円 | 704万円 |
資産運用を始めてから1年後の運用益は5万円ですが、39年目~40年目にはなんと1年間で34万円、当初の7倍近い運用益が上がっています。
このように、複利効果が生じる資産運用では、運用する期間が長くなるほど資産の増殖スピードは速くなっていきます。
表の最後にある40年というのは20代前半で就職して60代で定年退職するまでの年数とほぼ同じ。
つまり、20代前半から利回り年率5%で資産を運用すれば、定年をむかえるころには7倍以上の額に膨れ上がっているのです。
このことからも、投資を始めるのは早ければ早いほどいいといえるでしょう。
2.運用額の大きさ
複利効果を別の言い方でいえば、時間の経過とともに元本(運用額)が勝手に増えていく、ということです。
そして、資産運用において運用額の大きさは
1.運用益
2.リスクヘッジ
の2つの観点から非常に重要といえます。
1.運用益
例として、100万円を運用するのと1000万円を運用するのとを比較してみましょう。
どちらも利回りは年率5%で同じです。
100万円を運用 | 1000万円を運用 | |
1年目 | 105万円 | 1050万円 |
2年目 | 110万2500円 | 1102万5000円 |
↓ | ||
10年目 | 163万円 | 1630万円 |
↓ | ||
20年目 | 265万円 | 2650万円 |
↓ | ||
30年目 | 432万円 | 4320万円 |
↓ | ||
40年目 | 704万円 | 7040万円 |
このように、2つの差は一目瞭然。
当たり前のことですが、資産運用においては、運用額(元本)が大きければ大きいほど、得られる運用益も大きくなるのです。
つまり、高い運用益を得ようと思えば、それだけ元本額を多くする必要がある、ということですね。
2.リスクヘッジ
また、ほとんどの資産運用には元本割れ(運用前よりも資産が減ってしまうこと)のリスクがあります。
このリスクを極力小さくするためには、様々な資産を組み合わせて持つことが重要です。
例えば、A社の株式しか資産を持っていなかった場合、A社の株価が下がれば元本割れとなってしまいます。
しかし、A社以外にB社・C社・D社・の株式も持っていれば、それらの株価が上がれば元本割れを防ぐことができる可能性が高まります。
さらに、株式以外にも不動産、外貨、国債、預貯金など様々な資産を持っていれば、株式全般が値下がりしても、他の資産でカバーできる可能性は高くなるでしょう。
このように、一般論としては、持っている資産の種類が多いほど元本割れのリスクは小さくすることができます(もちろん、ただ種類が多ければいいというわけではありませんが)。
そして、たくさんの資産を持つということはそれだけ元本(運用額)も高額になるということ。
元本割れのリスクを低くする、という点からも、運用額の大きさは重要なのです。
20代の資産運用の長所と短所
ここまで見てきたように、資産運用には
・運用期間の長さ
・運用額の大きさ
の2つが重要です。
次はこれを20代に当てはめてみましょう。
そうすることで、20代の資産運用の長所と短所が見えてきます。
長所:運用可能期間の長さ
20代から資産運用を始めるメリットは、何と言っても運用可能期間が長い点でしょう。
年率5%での運用の場合、
10年で1.6倍
20年で2.6倍
30年で4.3倍
40年で7倍
50年で11倍
60年で19倍
と複利効果もあり資産は運用期間が長くなるほど雪だるま式に増えていきます。
80歳まで資産を運用する場合、
40代でスタートした元本は、40年で7倍。
30代からスタートしたとしても50年で11倍。
これらも悪くはありませんが、20代前半から運用を始めたとすると、その時の元本は80歳になるころにはなんと19倍にもなっているのです。
資産の運用可能期間が長い、という点は20代の資産運用の大きなメリットです。
短所:運用額の小ささ
もっとも、20代で資産運用を始めるにあたっては、困った点もあります。
一番は運用するお金を十分に用意できない、つまり運用額が小さくなる、という点でしょう。
繰り返しになりますが、資産運用においては元本(運用額)が大きいほど運用利益も大きくなります。
これを逆に言えば、運用額が小さければ運用益もあまり出ないということ。
また、一般論としては運用額が小さければ元本割れのリスクも大きくなります。
仕事を始めて日が浅く年長者比べて給料も安い20代の場合、運用に回すことのできるお金それほど多くないでしょう。
運用可能な金額の小ささは、20代の資産運用の大きなネックとなります。
20代から始める正しい資産運用の方法
ここまでの話をまとめると
1.資産運用で重要なのは
・運用期間の長さ
・運用額の大きさ
2.20代の資産運用の特徴は
長所:運用可能期間が長い
短所:運用可能額の小さい
ということです。
もちろん、運用可能額の問題は30代・40代…と年齢が上がるにつれて解決していくでしょう。
しかし、もしも20代のうちに運用可能額の問題をクリアできれば、資産運用は劇的に魅力的なものになります。
そして、運用可能額を増やす方法はいたってシンプル。
収入を増やすことです。
そのために私がお勧めしているのがWEB(ウェブ)資産の構築・運用です。
WEB資産とは、インターネット上に構築する資産のこと。
例えば、ブログです。
1日に1万人が閲覧するブログは、ちょっとした工夫で毎月10万円の収益を生み出すWEB資産に変わります。
ブログをやっている芸能人が多いのは、ファンとの交流のためでもあるでしょうが、資産として保有している、というケースも少なくありません。
また、株式や不動産等他の資産と違い、WEB資産には資産の購入・運用のための費用がほとんどかからない、という特徴があります。
つまり、ブログから月に10万円の収入があれば、そのほぼ全額が利益になる、ということ。
また、万が一うまくいかなくても損をすることがない(元本割れのリスクがない)、ということでもあります。
これは運用可能額が少ない20代にとっては大きな魅力でしょう。
下の表は100万円を運用する場合と、100万円+WEB資産からの収益(1か月10万円=年間120万円)を運用する場合の比較です(利回りはどちらも年率5%)。
100万円のみ運用 | 100万円+WEB資産を運用 | |
運用スタート時 | 100万円 | 100万円 |
1年後 | 105万円 | 225万 |
2年後 | 110万円 | 356万 |
3年後 | 115万円 | 494万 |
4年後 | 121万円 | 638万 |
5年後 | 127万円 | 790万 |
6年後 | 134万円 | 950万 |
7年後 | 140万円 | 1117万 |
8年後 | 147万円 | 1293万 |
9年後 | 155万円 | 1478万 |
10年後 | 162万円 | 1672万 |
※定期的に元本の積み立てを行っても二つの差は埋まりません。
表を見ると、1年後には資産額に120万円もの差が出ていることが分かります。
そして、その差は時間が経過するとともに広がっていき、10年後にはなんと1500万円以上に。
WEB資産の有無が資産運用の結果に大きな差を生んでいるのです。
ちなみに、WEB資産込みの10年後の資産額1600万円は、60代の平均貯蓄額とほぼ同額です(貯蓄額は平成27年家計の金融行動に関する世論調査のデータ)。
つまり、20代からWEB資産を含めた資産運用をしていれば、30代の時点で定年を迎える60代と同等額の貯蓄をつくることができるのです。
もちろん、30代以降でもWEB資産を活用すれば10年で1600万円の貯蓄を作ること可能です。
WEB資産を含めたインターネットを利用した資産構築については無料メルマガ講座をご覧ください。