20代30代40代50代サラリーマンの年収(手取り・額面)平均額早見表を家族構成別に掲載。
年代別の平均年収は、毎年政府や転職会社等がデータを公開しています。しかし、発表される数字のほとんどは額面金額。実際に使うことができる手取り年収を扱っているものはまずありません。
この記事では、各年代の額面年収の平均・手取り年収の平均を一覧表にまとめました。これを見たら額面と手取りの差額に驚くかもしれません…
額面と手取り
最初に、額面と手取りの意味について簡単に整理します。
額面金額とは、基本給と各種手当(残業代・役職手当など)等を合計した金額のこと。
給与明細には総支給額と書かれていることも多いかと思います。
求人広告において給与として掲載される金額も、ほとんどが額面金額です。
もっとも、額面金額の全額があなたの口座に振り込まれるわけではありません。
会社はあなたに給料を振り込む前に、あなたが支払うべき税金や社会保険料等を給料から天引きし、あなたに代わって納めています。
この実際にあなたの手元に入ってくる金額、が手取り金額。
すなわち、手取り金額とは給料の額面金額から税金や社会保険料等を引いた金額(=可処分所得)のことです。
額面から引かれる項目
給料の額面から手取り金額を求める際に引かれる項目は
・税金(所得税・住民税)
・社会保険料(健康保険料・年金保険料・介護保険料・雇用保険料)
・その他(労働組合の組合費等)
の3つ。
ただし介護保険料を支払うのは40歳からとなっています。
これらは会社があなたの給料の額面金額から天引きし、あなたに代わって国や地方自治体や労働組合に納付します。
そして、残った金額(手取り)があなたの手元に入ることになります。
天引きされる各項目についての詳細はこちらの記事をご覧ください。
参照: 年収(手取り)計算時に総支給(額面)から引かれる項目一覧。給与明細を理解する!
額面年収の平均
ここまでの話をまとめると
手取り=額面-(税金+社会保険料+その他)
ということです。
額面と手取りの関係を理解したところで年代別の平均額面・手取り年収を見ていきましょう。
まずは額面からです。
平成26年民間給与実態調査の結果はの通り。
年齢 | 男性 | 女性 |
19歳以下 | 157万円 | 103万円 |
20歳~24歳 | 265万円 | 231万円 |
25歳~29歳 | 378万円 | 298万円 |
30歳~34歳 | 446万円 | 301万円 |
35歳~39歳 | 502万円 | 293万円 |
40歳~44歳 | 564万円 | 290万円 |
45歳~49歳 | 629万円 | 290万円 |
50歳~54歳 | 656万円 | 291万円 |
55歳~59歳 | 632万円 | 270万円 |
60歳~64歳 | 477万円 | 227万円 |
65歳~69歳 | 389万円 | 201万円 |
70歳以上 | 359万円 | 204万円 |
全体 | 514万円 | 272万円 |
これはあくまで額面ですから、手取り金額はこれよりも少なくなります。
手取り年収の平均
続いては手取りです。
額面金額から天引きされる項目のうち、所得税・住民税には収入がない家族を養うことで生じる経済的負担を軽減するための控除制度(配偶者控除・扶養控除)が設けられています。
したがって、額面年収から手取り年収を考えるする場合は、家族構成を考慮したほうが正確になります。
以下では平成26年民間給与実態調査の結果をもとに、年代別平均手取り年収を家族構成別の表にまとめました。
各面から手取りの計算にはこちらのサイトを利用させていただいています。
男性の場合
まずは男性から。
年齢 | 額面年収(平均) | 手取り年収(平均) | |||
扶養家族なし | 扶養配偶者 | 扶養配偶者扶養親族1人 | 扶養配偶者扶養親族2人 | ||
19歳以下 | 157万円 | 130万円 | 135万円 | 135万円 | 135万円 |
20歳~24歳 | 265万円 | 215万円 | 224万円 | 228万円 | 228万円 |
25歳~29歳 | 378万円 | 303万円 | 312万円 | 317万円 | 321万円 |
30歳~34歳 | 446万円 | 356万円 | 365万円 | 369万円 | 374万円 |
35歳~39歳 | 502万円 | 397万円 | 408万円 | 412万円 | 417万円 |
40歳~44歳 | 564万円 | 443万円 | 455万円 | 460万円 | 465万円 |
45歳~49歳 | 629万円 | 489万円 | 503万円 | 509万円 | 515万円 |
50歳~54歳 | 656万円 | 507万円 | 523万円 | 529万円 | 535万円 |
55歳~59歳 | 632万円 | 491万円 | 505万円 | 511万円 | 517万円 |
60歳~64歳 | 477万円 | 379万円 | 389万円 | 393万円 | 398万円 |
65歳~69歳 | 389万円 | 312万円 | 321万円 | 325万円 | 330万円 |
70歳以上 | 359万円 | 289万円 | 298万円 | 302万円 | 307万円 |
全体 | 514万円 | 406万円 | 417万円 | 422万円 | 426万円 |
女性の場合
続いて女性の場合ですが、夫が扶養配偶者(専業主夫)というケースはまだまだ少数派と思われますから、これは除外して考えます。
年齢 | 額面年収(平均) | 手取り年収(平均) | ||
扶養家族なし | 扶養親族1人 | 扶養親族2人 | ||
19歳以下 | 103万円 | 88万円 | 88万円 | 88万円 |
20歳~24歳 | 231万円 | 188万円 | 192万円 | 197万円 |
25歳~29歳 | 298万円 | 241万円 | 245万円 | 250万円 |
30歳~34歳 | 301万円 | 243万円 | 248万円 | 252万円 |
35歳~39歳 | 293万円 | 237万円 | 241万円 | 246万円 |
40歳~44歳 | 290万円 | 235万円 | 239万円 | 243万円 |
45歳~49歳 | 290万円 | 235万円 | 239万円 | 243万円 |
50歳~54歳 | 291万円 | 235万円 | 240万円 | 244万円 |
55歳~59歳 | 270万円 | 219万円 | 223万円 | 228万円 |
60歳~64歳 | 227万円 | 185万円 | 190万円 | 194万円 |
65歳~69歳 | 201万円 | 165万円 | 169万円 | 173万円 |
70歳以上 | 204万円 | 167万円 | 172万円 | 175万円 |
全体 | 272万円 | 221万円 | 225万円 | 230万円 |
なお、夫婦共働きの場合、1人の親族について扶養控除を二重に受けることはできません。
例えば、共働き夫婦に16歳の子供が1人いた場合。
子供について夫が扶養控除を受けたら妻は扶養控除を受けることができない、ということです。
共働きの方が上の表を利用する場合は注意してください。
手取り年収を増やす方法
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