年収の手取り⇔額面の計算を5秒でシミュレーション。500万600万円を例に計算。
この記事では、年収(額面金額)から手取り金額を概算する方法、反対に希望する手取り金額から必要な額面額を計算する方法を解説します。
手取りと額面
まずは、額面と手取りの意味について整理しておきましょう。
額面金額(総支給額)
額面(総支給)とは、基本給と残業代や交通費・各種手当等を合計した金額のこと。
給与明細の支給欄を見ればわかりやすいと思いますが、サラリーマンのお給料は、基本給のほかにも時間外手当(残業代)、役職手当、住宅手当、家族手当など様々な手当から構成されています。
例えば、基本給20万円、通勤手当2万円、時間外手当(残業代)3万円だった場合、額面金額は25万円です。
求人広告に記載される給与額は、ほとんどの場合この額面金額でしょう。
また、各種の統計で給料や年収が扱われる場合も、多くの場合この額面金額をもとにしているのではないかと思います。
手取り額
もっとも、額面金額の全額があなたの口座に振り込まれるわけではありません。
会社はあなたに給料を支払う前に、あなたが収めるべき税金や社会保険料を額面金額から天引きし、あなたに代わって国に支払ってくれています。
つまりあなたに実際に支払われるのは額面金額から税金・社会保険料等を引いた後の金額ということ。
これが手取り額です。
あなたが実際に使えるのは額面金額ではなく手取り額ですから、多くの人が興味があるのは手取り金額の方ではないでしょうか。
以下では、額面金額から手取り額を簡単に計算する方法を紹介します。
額面から手取りを概算する方法
先ほど書いた通り、
手取り額=額面金額-税金・社会保険料等
ですから、額面金額と税金と社会保険料がわかれば手取り額も分かる、ということになります。
しかし、所得税は年収や養う家族の人数によって変わりますし、各種保険も都道府県や業種によって変わりますから、額面が同じでも人によって手取り金額はまちまち。
また、すべての項目を調べて計算するというのもなかなか面倒です。
なので、ここでは大まかな計算方法をお伝えします。
計算は至ってシンプル。
額面金額×0.8
これだけです。
電卓を使えば5秒でできる計算ですが、これにより大まかな手取り金額が出てきます。
例えば額面の年収が500万円の場合の手取り金額は
額面500万円×0.8=手取り400万円
額面600万円の場合は
額面600万円×0.8=手取り480万円
と大まかにではありますが計算できます。
注意が必要なのは、所得税率は給与が高くなるほど高くなるため、高収入な人ほど額面に占める手取りの割合が小さくなるという点、
また、配偶者がいたり扶養家族が多くなると所得税・住民税が減るため、同じ額面でも手取り額も高くなる点です。
つまり高収入で扶養家族が少ない人ほど0.8よりも小さい数字を使ったほうが正確になるということ。
参考までに額面年収1000万で既婚・子供なしだと
1000万×0.75=750万円
くらいが手取り額になるようです。
手取りから額面を計算する方法
そして、額面×0.8で手取りが出るのならば、
希望する手取り金額÷0.8
を計算すれば、必要な額面が出て来ることになります。(もしくは希望する手取り金額×1.25でもOKです。)
例えば、手取りで500万円ほしいのであれば
手取り500万円÷0.8=額面625万円
手取り600万円であれば
手取り600万円÷0.8=額面750万円
が必要ということになります。
ただし、年収が高くなるほど所得税率が高くなるため、実際にはもう少し高い額面が必要になることには注意が必要です。
まとめ
ここまで話をまとめると
・額面金額から手取り額の概算
→手取り=額面×0.8
・手取り額から額面金額の概算
→額面=手取り÷0.8
ということです。
求人広告に掲載される給与額は額面の場合がほとんどです。
上の式を使って、掲載された金額に0.8をかければ、実際に使える金額(手取り)がいくらなのかを知ることができます。
また、希望する手取り額があらかじめ決まっている場合には、その金額を0.8で割ることで必要な額面金額が出てきますから、その金額を満たした求人情報を探せばいい、ということになります。
ただし、繰り返しになりますが、高収入で扶養家族が少ない人ほど0.8よりも小さい数字を使ったほうが正確になる点には注意が必要です。
手取り額を増やす方法
年収の額面金額が決まれば扶養家族の数等に応じて手取り金額は決まります。
社会保険料は都道府県によって多少違う場合もありますが、その違いも微々たるもの。
手取り年収を増やすためには額面の年収を増やすしかありません。
しかし、ほとんどの会社の給料は年功序列で決まりますから、あなたがいかに努力したとしても額面金額を増やすことは難しでしょう。
手取り金額を増やしたいのであれば、会社以外の収入源を作る方がはるかに現実的です。
会社以外の収入源を作る方法はアルバイト等もありますが、私がおすすめしたいのはブログ等を利用したインターネットビジネス。
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